写真家・鈴木理策の個展『アトリエのセザンヌ』を見に、ギャラリー小柳へ。

目に見えるものだけを描いた近代絵画の父・セザンヌ。彼が晩年を過ごしたエクス・アン・プロヴァンスにあるアトリエを写真に収めたシリーズ。

大判にプリントされた写真から伝わるのは、ただの切り取られた風景ではなくて、その乾いている空気であったり、やわらかな日の光であったり。彼がそこにいたと思える、余韻のようなものであったり。

そんな、目には見えない何かを、確かに感じ取れた、そんな気がした展覧会だった。

 【GALLERY KOYANAGI】　東京都中央区銀座1-7-5　小柳ビル8階　　http://www.gallerykoyanagi.com/index.html

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