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【デンマーク便り】建築探訪 ① アルネ・ヤコブセン
2013年6月25日
レポート隊員として行動できるのはこの2日間...新旧の建築を堪能した初日だったので、このまま建築探訪をすることに。ということで、何はなくともヤコブセン!
出発点は昨日と同じクランぺンボー(Klampenborg)駅。駅から歩いて海へと向かうと、見えてきたのがベルビュービーチ(Bellevue Strand)。まだ30代そこそこの若きヤコブセンがコンペで勝ち取り、このリゾートプロジェクトを手がけることとなりました。
【ベルビュービーチ/Bellevue Strand】1932年
海にてまず向かえてくれるのがこの監視塔、青い3本線が景色にとけ込んでいます。手前に広がる公園の案内ポールなども、同じ3本線のデザインで統一されています。
【ベラヴィスタ/Bellavista】1934年
全ての部屋から海を望めることのできる、リゾート地らしい造り。青い空と緑の芝生に生える真っ白な外壁、直線と曲線。ヴァカンスに入ったと思われる住人ご夫婦が、デッキチェア片手に海岸へ向かっていました。
【Søholm Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ】1950~1954年
ベラヴィスタからすぐの所にあるのが3期に渡って建設されたスーホルム集合住宅(Soholm)。こちらの外壁はグレイッシュな黄色レンガという、デンマークで伝統的に使用されてきたもの。晩年のヤコブセンもこちらで過ごしたほど、気に入っていたそうです。
その他にもシアターやガソリンスタンドなどを手がけており、騒々しくないすっきりとした印象の街並み。周囲には驚く程の大豪邸エリアがあったり、森と言った方がいいような公園で乗馬を楽しむ人がいたり。ヤコブセン云々を抜きにしても、本当に住んでしまいたくなる魅力的な場所でした。