板橋区立美術館で開かれている『2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』へ行ってきました。

イタリアの古都・ボローニャでは、世界最大級の児童書専門のブックフェアが毎春開かれています。そのイベントの1つとして絵本原画コンクールが行われており、今回の原画展ではその全受賞作品が展示されていました。子どもの本のために描かれた作品が5枚Ⅰ組で展示され、一部の作品は実際に出版された物を手に取って読むことも可能でした。パステル、水彩、アクリル、鉛筆、描いてあったり切り絵であったり。本当に多様なアプローチなのですが、ほんわか温かなものを感じるのは皆おなじ。絵本として出版された物との色や質感をじっくり比べていたら、思いのほか時間が経っていて驚きました。

日本に入ってきていなかったり色合いやフォントが今と違っていたり、古い絵本にはたくさんの魅力があります。ただ小さなお客さまにとっては、清潔であり単に楽しく読むことができることが大切なのだとも感じ、お店でも古いものの他に新しい絵本も今週から販売を始めました。小さなお客さまに、そしてプレゼント用にと、少しずつ絵本も増やしていく予定です。

【板橋区立美術館】　東京都板橋区赤塚5-34-27