HOME › hanauta › 【デンマーク便り】街角スナップ③ デザインスポット
hanauta
« The early bird catches the worm! こちら、kiosk in Holland »
【デンマーク便り】街角スナップ③ デザインスポット
2013年7月11日
長々と綴ってきたデンマーク便りのラストを飾るのは、市内のデザインスポットです。
まずはデンマーク工芸博物館。18世紀に王立病院として建てられ、中庭をぐるりと取り囲む回廊式となっています。中世から現代までのデザインの歴史を学ぶことができ…なんて堅苦しいものではなく、デザイナーやテーマ別に分りやすく展示された作品を目で見て体感する感じでしょうか。
疲れた足を休めるのは、ミュージアムカフェ。圧巻なのはこのずらりと並んだウェグナーのPP701。飴色のアームはマホガニー、年を経た美しさを感じます。ウェグナーが自邸でも使用していたこのダイニングチェアは、奥さまのためにデザインしたもの。
サラダとトーストのセットを注文すると、ティーマとWeckのガラスキャ二スターという面白い器の組み合わせて出てきました。ミュージアムカフェと侮ること無かれ、美味しい軽食がいただけますよ。
そして中庭にもカフェスペース。初夏の気持ちの良い青空の下、ぼんやりするのにもってこいです。
お次はデンマーク建築センター。倉庫を改装してできた運河沿いのレンガ造りの建物。1階の企画展は残念ながら展示替えの真っ最中、2階には都市計画に関する映像や模型などの展示、こちらは常設かな。
そして大充実のブックショップ!建築やアートに関する本がずらりと並んでいて、飽きることなく居られそう。
2階にあるカフェにてひと休み。テラス席からはぼんやり運河を眺められて、なかなかの穴場でした。
ということで、長々と綴ってきましたデンマーク便りはこれにて終了。前に『年に何度も買い付けで行ってるけど、ゆっくりしている時間なんてまずないから、デンマークについて聞かれても答えることができないなぁ。』なんてオーナーが呟いていたことがきっかけで、このレポートをすることになりました。デンマークについてのイメージを膨らませるお手伝いが出来ていたら幸いです。少しずつ時間をさいて、小冊子にまとめようかと思いますので、出来上がったらまたお伝えしますね。