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日本民藝館『柳宗理の見てきたもの』展

2013年11月15日

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気がつけば週末ですが...前回のお休みの時に伺った日本民藝館のお話を。

今回の特別展では、世界的な工業デザイナーとして活躍し、約30年に渡り館長を務めた柳宗理さんの収集した品々を展示していました。品々をとさらりと書きましたが、日本の陶磁器や花紋折などからインドの染色品、はたまたアフリカ諸国の仮面や土器と、世界様々な地域の時代もバラバラなものたちが、地域も時代も飛び越えてほっこりとまとまっていました。そこに共通しているのは、暮らしの中で生まれた媚びない美しさ〜まさに民藝、フォーククラフトといことでしょうね。

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一番面白かったのは、柳家の食卓。宗理さんの自宅で使われていた器が展示されていたのですが、民藝運動の第一人者である父・柳宗悦氏の集めたものということで、民窯の焼き物に混じって濱田庄司氏や河井寛次郎氏の器も並んでいました。とはいえ私はというと、この飴釉の器には煮付けが似合いそう、これには蒸かしたての栗まんじゅうを載せたいなぁ...などと、いつも器屋さんで考えることと同じように、あれこれと妄想していたのでした。

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庭先のこちらも宗理さんの作品。気がつけば澄んだ空気と高い高い空、秋は駆け足で過ぎ去って初冬となってしまいました。次のお休みには紅葉を見に行きたいなぁ。

 

【日本民藝館】 東京都目黒区駒場4-3-33

 

 

カテゴリー:ART&CULTURE

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