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東京都美術館『バルテュス展』

2014年5月15日

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先日の家具修理Day は大急ぎで仕事を終わらせて、東京都美術館にて開催中のバルテュス展へ行ってきました。

 

両親ともに芸術家で、裕福な家庭に生まれたバルテュス。マティスやドラン、ボナールと当時を代表するような芸術家に囲まれて育ちます。そんな芸術を身近に感じて育ったからなのか、絵画の教育は一切受けていないのにこれほどまでに大成したのにも妙に納得。セザンヌに会いにサント・ヴィクトワール山に行くなんて私には考えられない幼少期、才能もすくすくと育ったのでしょうね。。

バルテュスのモチーフといえば大胆な構図の少女、展覧会のポスターにもなっている「夢見るテレーズ」も代表作の1つ。「少女は完璧な美の象徴」であるという彼の言葉を胸に(&解説を耳に)、物議を醸したエロスではなくもっと神聖なものを、その謎めいた美しさを感じるようにまっさらな気持ちで向かいました。まぁモチーフの謎解きができる程の知識がないだけなのかもしれませんが。今週末NHK・BSにて放送される『バルテュスと彼女たちの関係』にておさらいします!

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平日の夕方に関わらず、程よい混雑ぶりでした。前川國男氏の設計の都美術館は建築も見所!無料の建築ツアーも開催されていたり『トビカンみどころマップ』なんて素敵な冊子まで作っています。

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当時の色見本から生地を選んで張替えたオリジナルスツール。前川建築といえば、もちろん天童木工製!

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公園内の木々は本当に大木ぞろい。都美術館の建物はそんな風景に溶け込むようにひっそりと存在しています。

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こちらは同じ上野公園内にある前川設計の東京文化会館。目の前には師匠のル・コルビュジエ設計の西洋美術館。桜のお花見で有名な上野公園は、モダニズム建築好きにはたまらない建築スポットでもあります。

カテゴリー:ART&CULTURE

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