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神奈川県立近代美術館『いろ■うごき▲かたち アートをめぐる夏の冒険』
2014年8月20日
お休みの火曜日、葉山にある近代美術館へ行ってきました。
夏休み中の今回は『いろ■うごき▲かたち アートをめぐる夏の冒険』と、3つのキーワードをもとに構成された展覧会を開催中。リズミカルな動きを感じるマティスの連作「ジャズ」、動きを絵画というかたちで表した李禹煥の「From Winds」、色鮮やかな抽象的なかたちが、わくわく楽しく踊り出すような渡辺豊重の「春風がゆく」などコレクションの中から100点を展示していて、私の心の中にも冒険の痕跡をしっかりと残してくれました。展示室ごとに作品の説明や同室内の作品の関連性など詳しく説明してくれている資料が用意されていて、まるで冒険の地図のように迷子になることなく作品と向かい合うことができたのも良かったです。
エントランスには吉村弘「CLOUDS SCENE」(エントランスのみ撮影可)。他からの貸し出し作品はなくコレクションの中からということで、さてどんな展示になるのかと楽しみに来たのですが、キーワードをもとに作品を選んで展示室ごとにテーマ性をもたせた、私の想像を遥かに超えた楽しいものでした。それは決められた食材から、とびきり美味しい料理を作ってくれる名料理人のよう。キュレーターさんって本当に凄いなぁと、改めて感じたのでした。
展示室の間の休憩室、アアルトのチェアに座ってホッと一休み。
夏休み中の企画展は子どもたちに向けたテーマが多いのですが、こちらは大人目線の展覧会なのが嬉しかったことのひとつ。とはいえ子どもたちに向けた無料のワークショップなどが沢山開催されていて、子どもたちでも十分楽しく感じることができるようになっていました。
一色海岸に面した美術館。展示を見終えたあとのこの絶景は、ほっと心を解放してくれるよう。
同美術館の鎌倉館(坂倉 準三設計)もとても好きな建物なのですが、葉山館の周りの景観にマッチした建物も気持ちがよい。秋の展覧会「東欧アニメをめぐる旅」も面白そうなので、近いうちに来ることとなりそう。。
それにしても海がいつもより青い。。
トンネルを抜けて、鎌倉へと向かいます!