カフェBUNDANを後にして向かったのは、程近い日本民藝館。

日本民藝館では、染色家・芹沢銈介氏の生誕120年の企画展が始まったばかり。芹沢さんは、民藝館の初代館長でもある柳宗悦氏とともに民藝運動の主要人物となり、人間国宝となった方…なんて能書きを抜きにしても、とにかくワクワクと楽しくなるような作品をたくさん残されています。沖縄の紅型に影響を受けて独自の型絵染という染色技法を確立したのですが、今見てもモダンな図案とハッと目を見張る色彩の、色褪せない普遍的な作品が並んでいました。

【You Tube Internet Museumより】※ 数年前に民藝館で行った芹沢さんの企画展の模様

ペーパーコード張りのベンチや鈍く光る階段の手摺りと、どこを見てもため息が出るほど美意識の行き届いた室内は、心から寛ぐことのできる空間が広がっています。内部は撮影禁止のためお伝えしずらかったのですが、この映像から少しだけ内部の様子がわかるかと思います。。

これからはBUNDANからの民藝館、毎度お決まりのパターンにしよう！と思いつつ、帰り道はル・ルソールに寄って朝食のパンを購入。思わぬ近場で、仕事のことを忘れてギュッと濃密な時間を過ごすことができました。

【日本民藝館】東京都目黒区駒場4-3-33