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【ART】北欧の工芸@宮内庁三の丸尚蔵館
2016年2月12日
この日に訪れたのは、美術館でもギャラリーでもない”三の丸尚蔵館”。
この”三の丸尚蔵館”の英名は”The Museum of the Imperial Collections”。その名の通り、世界各国から皇室へ送られた美術工芸品を収蔵されているところで、場所も皇居東御苑内にあります。
皇居を訪れるのは、小学校の修学旅行以来!日本人よりも外国からの観光客の方が多く感じました。
そんな尚蔵館でただ今開催されているのが『北欧の工芸』展。スウェーデン・オレフォス社のガラス工芸やデンマーク・ロイヤルコペンハーゲン窯の陶器など、点数は46点と少なめながら馴染みの深いファクトリーのものも多数展示されています。ただ
【展覧会のチラシ表(クリックで拡大します)】
【展覧会のチラシ裏(クリックで拡大します)】
通常の美術館と違うのは、これらが皇室への贈り物ということ。例えば昭和天皇の御結婚祝いにスウェーデン国王より送られたものであったりと、いつ・どのような際に・どなたからどなたへ贈られたものなのかが、ひとつひとつの作品に含まれているのです。それらストーリーを思い浮かべながら、ゆっくりと見て廻りました。
尚蔵館の入り口には紅梅白梅が咲き始めており、青空に映えていました。
せっかく来たのだからと、皇居内を少しだけお散歩。この石垣は皇居となる以前、徳川幕府の江戸城だった頃のもの。こんな巨石を機械のない時代に積んだのですから、大変だったのだろうなぁ。。
本丸御殿へ入るための最大の検問所、百人番所。伊賀甲賀などの鉄砲隊が護りを固めていたというから、思わず忍者が!?と想像してしまいました。
手入れの行き届いた松の木々。途中から無料で行われている解説ツアーに参加したりと、楽しく見て回りました。文学も歴史も10代の頃よりも今の方が感じることも多く、楽しいものですね。
ちょっと展示を見に行こうと思っただけでしたが、北欧から江戸まで、思わぬショートトリップができた1日となりました。
合わせて出版された図録には作品の説明とそれらのストーリーが記されており、こんなに細やかな解説のなされたものは見たことがないほど。これからじっくりと拝読しようと思います!
【宮内庁三の丸尚蔵館】東京都千代田区千代田1-1(皇居東御苑内)
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