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【ART】山種美術館『ゆかいな若冲 めでたい大観』
2016年2月 2日
独自のキュレーションで楽しい企画展を開催する山種美術館、年明けはタイトルから引かれる『ゆかいな若冲・めでたい大観』展。
テクテクと10数分歩いて山種美術館へ到着。
【今展覧会のチラシ:許可を得て掲載(クリックで拡大します)】
新春にふさわしいということで、七福神や松竹梅などのおめでたい吉祥画題の作品を集めた作品を展示。やもすると堅苦しく見る側も構えてしまう日本美術を、クスリと笑ってしまうほどに身近に感じてしまうのはさすが山種美術館…素晴らしい展覧会です。イヤホンガイドに耳を傾けじっくりと鑑賞していくと、絵に隠された皮肉やユーモアなど単にHAPPYな絵というだけではない、その絵画に込められた深い意味などを踏まえて絵画を捉えることができるのです。
今年は生誕300年ということで、春にも大きな展覧会が東京で開催予定の伊藤若冲。若冲というと緻密な彩色画を想像してしまいますが、今回は当館所蔵の墨画をたっぷりと見ることができました。特に屏風の群鶏図は、昨年建仁寺塔頭・両足院にて拝見した彩色の掛け軸と同じ題材なのに、筆使いや色の濃淡などまた異なる素晴らしさを感じました。
閉館までじっくりと展覧会を見て、帰る頃には夕闇が広がっていました。もう一つくらい休日気分をと、代官山方面へと歩く途中にある『レザネフォール』に寄りプチガトーをテイクアウト。
夕ご飯後にいただいたのは、私には珍しく選んだミルフィーユ・オ・フレーズ。パリパリのフィユタージュに口どけの良いクレーム、クラシカルでしっかりとした味わいでした。美味しい。。他のものも試してみたいな。。