この春、恵比寿ガーデンシネマにて上映される、北欧から届いた映画のご紹介〜。

ノルウェーにある小さな家具屋の店主が主人公ということで、先月2人で試写会に行ってきました。

40年以上にもわたり小さな家具屋を営んできたハロルドのお店の隣に、IKEAの北欧最大店舗がオープンして閉店に追い込まれることから始まるストーリー。住む場所も最愛の妻まで失った怒りからIKEA創設者を誘拐を企むのだけれど、果たしてどうなるのか！？

上質な家具を設えているけれど少し堅苦しさも感じるハロルドの部屋、デザインは良いけど壊れやすい(ハロルド談)IKEAの家具が並ぶ息子夫婦の部屋、母親の輝かしい時代だった70年代で時が止まったかのような少女の部屋。映画に登場する部屋にはそこに住む人々の思いや生き方が、まるで年輪のように深く刻まれていて、自分の部屋はどう映るのだろうと思わず考えてしまったり。。

それぞれの人生を懸命に生きる彼らは、見ている景色も進む方向も異なるのだけれど、その懸命さゆえにどこかユーモラスに、どこか滑稽に感じてしまう。そして見終えた後には肩の力が抜けるのを感じるような、そんな素敵な作品でした。

【You Tubeより『ハロルドが笑う その日まで』予告編】
 

ノルウェーとスウェーデンを舞台にした、北欧らしさ満載の映画を是非ご高覧ください！

2016年4月16日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー

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