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【北欧だより】VILHELM LUNDSTROM
2017年5月25日
午後のアポイントまでに時間が空いたので、大急ぎで展覧会に行ってきました。
前の日に宿で偶然手に取ったチラシで知ったものの、時間が取れないと諦めていたので、この時間に感謝。
VILHELM LUNDSTROMはデンマーク20世紀を代表する画家のひとり。
ホワイトキューブの空間をゆったりと仕切って、その生涯を紹介。
本で見た絵画の実際のタッチを確認したり…
彼の作品を代表する静物画や女性像も。今までもいろんな美術館で見てきましたが、これほどの点数は初めて。やっぱり実物は受ける印象が違いますね。
そして一番楽しみだったのはクリエイターに与えた影響についての章。まずポール・ヘニングセンが彼の才能を高く評価していて、親交なども交えて紹介していました。面白いのは、展覧会の様子や本で紹介されたものを、そのまま抜き出して展示していたこと(左側は本物です)。
そしてフィン・ユールも彼に影響を受けたひとり。自邸にはいくつも作品が飾られていて、今展覧会にも貸し出しされていました。
こちらでも当時の画像を抜き出したように絵画と家具を展示しているのですが、ソファやチェアに座っても良いとのこと!これは贅沢と、気がすむまで2人でのんびり会場を眺めました。
ちびっこのためのスタジオでは、ソファを塗り絵したりコラージュしたりと、課外授業を楽しく過ごした跡が見られました。私たちももちろん大満足な展覧会で、とても勉強になりました。帰国してから時間を見つけて、図録も読み込まなければ!