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【ART】Sophie Calle 限局性激痛 @ 原美術館
2019年1月25日
ランチの後は比較的近めのこちら、お馴染みの原美術館へ。
今回はフランスの現代アーティスト、ソフィ・カルの個展で、同美術館で1999〜2000年にかけて行った展覧会がフルスケールで再現されるということで訪れました。
【Inernet Museumより】
今回の「限局的激痛」は医学用語で”狭い範囲の鋭い痛み”のこと。言葉だけでは何のことやら?という感じですね。。1部では失恋までの3ヵ月を写真と文章、最愛の人からの手紙で綴ったもの。そして2部では彼女自身の失恋体験を、見ず知らずの人々の悲しみの体験を話してもらい、代わりに彼女自身の失恋体験を毎日話すという行為を写真と文字で綴っていくというもの。他者の話を聞くことによって自らの傷が癒えていく様を、刺繍で綴られた文字だけでこんなにも伝わるということに驚き、私の心の中にも何かが入り込んでくるような奇妙な心持ちになったのでした。
常設のインスタレーションを眺めた後は、1Fにあるカフェ・ダールにてひと休み(館内の撮影は基本的に不可ですが、カフェの飲食物のみ大丈夫です)。アートというと美しい絵画を一番に思い浮かべることが多いかと思いますが、彼女の作品は自身の個人的な体験や他者のそれを組み合わせて、写真や文章で綴っていくような、単に美しいものというよりは内面をえぐるような作品を思い浮かべます。私にとって現代アートは、頭で考えるよりも感じることで理解できるようです。
紅茶と一緒に、リンゴの赤ワイン煮を2人でシェア。
お隣の方がちょうどヴァンショーを飲んでいたので、周りがワインの良い香り〜。あぁ至福のひととき。
昨年末に2020年に閉館するというニュースが入ってきて呆然としたのですが…残りの企画展を楽しみにして、この歴史ある建物を味わうことができればと思います。
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