パンを調達した後、気になっていた下町界隈にある古民家にてランチとなりました。

通りからこの看板が見えたら、他のお宅との間の細い路地を進みます。と…15分ほど前の到着にもかかわらず、すでに数名待っていてびっくり。

この懐かしさを感じる日本家屋でいただくのは、なんとインド料理！夜になるとワインとのペアリングを楽しむコース料理を提供する”ヌーベル インディアン（新しいインド料理）”のお店で、過去にはミシュランのビブグルマンにも選ばれたそうです。

平日にもかかわらず開店前には10名以上並んでいたので、休日ともなると言わずもがなでしょうね。

そしてやってきましたランチセット。

選んだのは、サンバル（大根のらぼう菜と豆のカレー）とチキンカレー（骨つきチキンのサラサラカレー）。ガツンと個々のスパイスが主張するのではなく、様々な食材が渾然一体となった深みのある味わいです。そう、インド料理ではなく”スパイス料理”なのですね。

ご飯の脇には、可愛らしく副菜が4品並んでいます。箸休めにちょうど良い、まろやかな味わい。

世界中を旅してインドでも修行を重ねるシェフ。この場所でこの料理をいただくと、固定概念がなく地震の感覚で様々な文化をミックスさせてたどり着いたのだろうなぁと、すべてをひっくるめて唯一無二のお店だと感じました。

【spice cafe（スパイスカフェ）】東京都墨田区文化1-6-10