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【ごほうびスイーツ】La Vieille France
2021年3月31日
ちょうどオープン間際に近くを通っていたので、仕事の合間のおやつを買いに立ち寄りました。
オーナーの木村シェフは10年を超えるフランスでの修行の後、パリの修業先を引き継いでこちらのお店を2007年にオープン。なんて説明はなくとも、このコラムでもたびたび出ている名店です。
軽やかさというよりは伝統に基づいたクラシカルな雰囲気で、とにかくサリュオーナーの好みの味わいなのです。苺を使ったプチガトーも、日本風のショートケーキと伝統的なフレジエの2本立てで、自身のポリシーはもちろんご近所さんの思いを汲んでいるようでなんだか嬉しくなってしまいます。
どの季節に訪れても、どれを見ても美味しそう。。
ということで選んだのは「エクレール・ア・ラ・ピスターシュ」。しっかりとした食感のシュー生地にコクのあるピスタチオクリーム、その奥に木苺のクリームのダブル使い。
キレの良いクリームなので、持ったりとした重さは皆無でスッと溶けていきます。
そして「ミルフィーユ ノワゼットエ シトロン」(名前は失念してしまいましたが…おそらくこんな名前だったかと)。
ざっくざくと音を立てるパイ生地は、ヘーゼルナッツで可愛らしくおめかし。
パイ生地は一番下の層にはノワゼットのプラリネ、その上の層にはキャラメリゼを施して、湿気を防いでザクザク食感を守っています。そしてもう一つの主役であるクリームも、クレーム・シャンティとノワゼットを合わせたものと、レモン風味の2種類。食べ応えはあるのにスイスイと食べ進んでしまう軽やかさもあり、手間を惜しまない愛情たっぷりの職人技に、静かに感動したのでした。。
【La Vieille France(ラ ヴィエイユ フランス)】東京都世田谷区粕谷4-15-6