Helge Sibastが1955年にデザインしました、自社工房であるSibast Mobler製のエクステンション(伸張)式ラウンドテーブルmodel.204。艶かしいほどの曲線を描くエッジや幕板と脚部の接合部の処理など、細部にまでオリジナリティ溢れる非常に美しい一台です。自らが興した家具工房Sibast Moblerは精巧でデザイン力のある家具を生み出し、特に1950年代からはArne Vodderとの出会いがあり、数々の家具を後世に残しています。
円形4人掛けのダイニングテーブルとして、そして伸張板を使用するとオーバル型の6人掛け、そして2枚目のエクステンション板を入れると8人掛けと2段階に変化します。通常は円形で使用して来客の時にだけさっと伸張させたりと、その時々に適した広さでお使いいただけます。素材にはワシントン条約のレッドリストに入っている希少な高級木材であるローズウッドが用いられ、そのダイナミックな木目で楽しませてくれます。
全体を丁寧にサンディング(研磨)を行った後に再塗装を行い、自然な艶のとても良い雰囲気に仕上がっています。状態も非常に良好です。特にローズウッドは丁寧に行うことで当時の美しさが蘇えってきます。また修復時には天板とエクステンション板の色味を合わせていることも修復時に心がけているポイントで、広げた際にとても気持ち良くお使いいただけます。多少の水濡れにも問題のない塗装を施しておりますので、人が集まった際や小さなお子様のいるご家庭でも安心です。詳しくは画像にてご確認ください。
※こちらは当店で販売しているローズウッドの家具に比べ、木目を際立たせるために赤みを抑えた仕上がりとしております。