1940年代 Frits Henningsenのデザインによる、デンマークAndreas Tuck製の ヴィンテージマガジンラック。細いスティックを組み上げて作られたフォルムは、繊細さと頑丈さを合わせ持っています。まず目を惹くのが背後から正面へと迫り出したフレームで、その先端を轆轤(ろくろ)挽きによる優雅な曲線を作り出してエレガントさを演出し、脚部をつなぐ貫の両端にも同様の細やかな仕事が見られます。背面は4本のごく細いスティックを上から貫き、さらに先端にはリング状の飾りによって蓋をするという遊び心すら感じる職人技が際立ちます。
ヨーロッパ 各地で修行を積んみ自身の工房も営んでいたヘニングセンは、同世代のKaare Klintの提唱した古典様式をモダンなものへと昇華させる”リ・デザイン”の思想を継いでいます。さらにそこにオーガニックな要素をプラスすることで、彼独自のエレガントさをまとったデザインを生み出していきました。
ソファ横やリビングに配置し、読みかけの雑誌や毎日の新聞などをサッと収納してはいかがでしょうか。非常に雰囲気のある佇まいのため、印象的なコーナーを作り出してくれそうです。一般家庭はもちろんのこと、美容室などにもお勧めです。
全体を丁寧に研磨(サンディング)をして小キズを取り除き、その後に再塗装を行い、自然な艶の良い雰囲気に仕上がりました。全体として非常に綺麗な状態です、詳しくは画像にてご確認ください。