1960年代デンマークEdmund Jørgensen製のヴィンテージ ロールフロントキャビネット。すっと横に伸びたその佇まいに引き付けられる一台です。本体中央には3段の引き出しが備わり、縁に沿って取り付けられた美しいラインの取っ手が特徴的です。
一段奥まった両脇引き戸は取っ手を横に引くと、スルスルと側面に回り込む蛇腹式の扉となっています。この近くで見ても分からないほどの細かなスリットは木目が繋がっていることも大きなポイントで、職人の高度な技術が伺えます。内部の収納部には取り外し可能な棚板が1枚づつ備わっています。
フレームのエッジには他と比較しても例を見ない厚みで作られており、そのチーク無垢材の木目や迫るほどの素材感に圧倒されます。そして下方は両橋に向かうにつれてテーパーを掛ることで量感が抑えられ、すっきりとした印象にまとめ上げられています。
リビングに置いて天板に小物などを飾ったり上部に絵画やポスターを合わせたりと、日々の暮らしの中で活躍してくれそうです。サイドボードの中でも横幅の割に高さが抑えられているタイプであることもポイントの一つかと思います。
全体を丁寧にサンディング(研磨)した後に再塗装を行い、日焼けや輪ジミなどない非常に綺麗な状態です。小さな打キズなども見られますが、雰囲気を損ねるほどではないと思います。引出しの底板や背板なども新しく交換しております。詳しくは画像にてご確認ください。
※大型家具のため設置場所までの搬入経路(エレベーターや階段を含む)など、十分な確認をお願いします。