Inger Perssonのデザインによる、Gustavsberg社製のヴィンテージ陶板”Viking”。ざらりとした素地をベースに、まるで水彩画を描くように凹凸と釉薬によって絵付けが施されています。丸や三角、四角と、単純化された線で描かれているのは、なんと2人のヴァイキングたち。ふさふさとたっぷりの髭を蓄えた彼らの表情には厳しさは感じられず、ユーモラスなおとぼけ顔で佇んでいます。丸く大きな盾と三角の兜と艶のあるターコイズブルーの釉薬を用いることで、パッと目を引く構図となっています。
Rorstrand窯の芸術性部門であるアトリエにて制作されたもののため、他の陶板と比べてもその数はかなり少なくなります。またこちらはブルーを得意とした彼女らしさを伺える作品で、特に光を受けた時のガラス質へと変化した澄んだ湖のようなきらめきが美しい一枚です。
真っ白な壁面に飾るだけで、パッと周りを華やかにしてくれます。チェストやビューローに合わせたりと、陶板のアトリエシリーズは気軽に取り入れやすいアートピースかと思います。
クリーニングを行い、全体的に綺麗な状態です。左下後方エッジにわずかなチップが見られます。よく見ないと気付かないほどで普段にご使用にも問題はございませんが、それらを考慮したお値段となっております(水色の丸箇所は焼成前についた凹みで、チップではございません)。詳しくは画像にてご確認ください。