1930〜1940年代デンマークJorgen Christensenのデザインによる、ヴィンテージ ミディアムワイドチェスト。
幅100cmを超える広い天板の下は、深さのある2段のチェストとなっております。そのうちの上段は2つの部屋に分かれており、さらにスライド式のトレーが備えられています。取っ手はスワンネックと呼ばれるチッペンデール様式のハンドルをあしらい、エルム材の美しい色味とも真鍮製の取っ手がよくマッチしています。デンマーク家具がモダンになる過程にあった時代の、上質で美しさの際立つデザインです。
デンマークでは1927年より40年もの長い間、家具協同組合が主催する展示会が毎年開催されていました。そこではRud RasmussenやA.J.Iversenなどの名だたる工房が参加しており、今回のJorgen Christensenもその第2回より参加の名工房のひとつです。その後は工房とデザイナーが組んで家具を発表する場となり、ヴィンテージとして今も受け継がれる名作が誕生しました。
寝室などに置いて、日々使う衣類や小物をたっぷりと収納していただけます。3種類の引き出しサイズを持つため、大小さまざまなものを効率よく仕舞うことができます。また高さが70cm弱と程よく、天板にお気に入りの小物を並べたり壁面に絵画やミラーを合わせたりとお楽しみいただけます。
全体を丁寧にサンディング(研磨)をした後に再塗装を行い、自然な艶の良い雰囲気に仕上がりました。背板や引き出し底板は新しく交換済みのため、清潔にお使いいただけます。所々に落としきれなかった打キズなど残りますが、雰囲気を損ねる程ではないかと思います。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください(鍵は付属しておりません)。