1958年Frank Reenskaugのデザインによる Bramin Møbler製のヴィンテージ ロッキングチェア。
笠木(背もたれ)やアームなどに優美な曲線を備えたエレガントなフォルムが目を引きます。背はウィンザーチェアのスピンドルバックのように背棒が膨らみを持っており、アームに見られるオーガニックな曲線なども含め座り心地を考えたやわらかな線で構成されております。特にアーム下から脚部へと続くフレームが交差する部分は、凹凸により貫かれた職人泣かせの手の込んだ作りです。
脚部はロッキングチェアの特徴でもある前後の脚を繋いだもので、その美しい曲線は後方へ倒れすぎない絶妙な傾斜を作り出してくれます。
素材にはオーク無垢材が贅沢に用いられ、飴色に経年変化したヴィンテージならではの素材の良さを感じることができます。
背面と座面にはオリジナル同様のクッションを作成しました。ファブリックはmina perhonen dop tambourine を使用し、グレー地にベビーピンクの糸で刺繍を施した生地は、本体のチーク材の色味ともよくマッチしております。また後ろは同色無地のリバーシブル仕様としましたので、気分によって座面を無地にしたりとお楽しみいただけます。
体を預け読書をしたりと、ゆったりとしたひとときをいかがでしょうか。特徴的な脚部の構造により体の重心の合わせた自然な傾きとなるため、ストレスなく座ることができるかと思います。また大きすぎない程よいサイズ感もポイントの一つです。
全体を丁寧に研磨(サンディング)をして小キズなどを取り除き、とても綺麗な状態に仕上がりました。座面下のウェビングも交換済みです。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。