1925年設立のデンマークの高級オーディオメーカーBang&Olufsen社製の、ヴィンテージキャビネット。
天板から正面にかけて緩やかなアールを描き、そのフォルムを生かすべくロールフロント(蛇腹)式の扉が2枚付いた他にないデザインが目を引きます。取っ手に指をかけて上方に向かってスルスルと扉を開けると、シンプルな構造の収納部が現れます。素材にはヨーロピアン ウォールナットが用いられており、ブラックウォールナットとは異なる明るい色味と表情豊かな杢が本体を華やかに演出してくれます。
名称”Pladespiller=ターンテーブル”の名の通り、元々は自社のレコード機器を収納するものだったようです。1940年代に作られたGrand Prixシリーズのラジオ機器も同様に正面がアールになったデザインが多く見られるため、こちらも同年台のものと思われます。モダンなデザインになる少し前の年代で、エレガントさが際立っています。
リビングに置いて小物や書類など、様々なものを収納できそうです。また程よい高さのために上部壁面に絵画を飾ったり、天板には花瓶や照明を置いたりと、雰囲気あるコーナーを作ることができそうです。
全体を丁寧にサンディング(研磨)した後に再塗装を行い、ヴィンテージらしいとても良い雰囲気に仕上がりました。内部は底や背面などなど新たに造作し、非常に綺麗な状態で使いやすくなっております。僅かな小キズなどございますが、まず気にならない程度かと思います。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。
背面の穴あけ加工も別途料金にて承ります。