デンマークの建築家Vilhelm Wohlert が1957年にデザインしました、Le Klint製のヴィンテージ 可動式フロアランプModel.325。
中心にすっくと立つ支柱と、それを貫くようにシェードを下げたポールが交わる姿は、他のランプには見られないユニークな佇まいです。一番の特徴となっているのは稼働する部分が随所に設けられていること。横のポールを上下に動かしてシェードの高さを変えたり、振り子のように動かして角度を変えたり、はたまた支柱の木部のみを動かすことで回転させることもできるようになっております。建築家であるWohlertはこの照明を物理学者Niels Bohrの自邸を設計した際に、合わせてデザインしたものだそう。これによりどのように光と影の演出をしたのか考えるのも楽しそうです。
素材には木目の美しいパインが用いられており、そのダイナミックな杢目より上質なオレゴンパインと思われます。経年変化によって飴色に変わった姿は、ヴィンテージならではの素材感です。ソファやロッキングチェアの脇に置いてゆったりとした時間を過ごすことができそうです。
電気工事士の資格を持つ職人によりソケット・コード・プラグ等の電気に関わる部分は全て交換し、電気用品安全法に基づいた点検なども行いPSEマークを表示しておりますので、新しいもの同様に安心してご使用いただけます(詳細下記ご参照)。シェードはLe Klint製のオリジナルのままで、わずかな折りが見られますがとてもきれいな状態を保っております。
お使いのインテリアにプラスするだけで、やわらかな灯りによってお部屋の雰囲気をぐっと増してくれます。特に手折りによるシェードが生み出す陰影は、ちょうどソファなどに合わせた際に目がいくポイントのひとつかと思います。
丁寧な修復を施しまして、全体的に綺麗な状態です。土台のスチール部分に経年感が見られますが、まず気にならない程度かと思います。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。