1960年代スウェーデン製の可動式ブラケットランプ。
壁面に取り付けられたベースから伸縮性のアームが伸び、先端にシェードのついた特徴的なデザインが目に止まります。ベースとアームの接合部を可動させると本体が半円状に動き、アームを伸縮させることで壁からの遠近も変わります。やわらかなアールを描くアーム先端からコードが下がり、吊り下げ型のシェードへと続きます。本体は飴色に経年変化した美しいチーク無垢材が用いられており、特にシェード接合部の帽子のような部分に無垢材の重量感を感じます。
アームの独特な動きから通称シザーランプと呼ばれており、元々はヨーロッパで職人の作業用ランプとして生み出されました。金属製の場合はハサミを連想する動きやフォルムということで付けられた名称ですが、それが木製となると一転してあたたかみを感じるから不思議です。
新調したシェードはチーク材の温かみを引き立たせるようにオリジナルと同じサイズで特注しました。明かりを灯すとリネン地の風合いがまた違った表情を作り出してくれます。新しく交換したコードなども、ヴィンテージの風合いに合うデザインをセレクトました。
電気工事士の資格を持つ職人によりソケット・コード・プラグ等の電気に関わる部分は全て交換し、電気用品安全法に基づいた点検なども行いPSEマークを表示しておりますので、新しいもの同様に安心してご使用いただけます(詳しくは下記をご覧ください)。
ソファやデスク近くに設置して読書灯として活躍してくれそうです。また玄関ホールなどの一角に象徴的に設置しても、それぞれのシーンをとても印象深いものに仕上げてくれます。
丁寧な修復を行いまして、全体的として良好な状態です。所々に小キズが見られますが、雰囲気を損ねない程度かと思います。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。
※こちらの商品は壁面に取り付けての使用となりますので、事前に下記【壁面への設置について】をご覧ください。