1950〜1960年代デンマーク製のヴィンテージデスク。
広い天板の下は左側に3段の細長い小引出しが備わっています。内部はそれぞれ細かく仕切られていたり仕切りなしだったりと、様々なサイズのものを効率よく収納できます。
天板下からスラリと伸びた丸脚はテーパーが掛けられており、すっきりとした佇まいです。そして脚と貫との接合部は削り出しによる一手間かけられた手の込んだもので、手仕事の美しさや職人のこだわりを感じます。素材はオーク材が用いられ、経年によってこっくりとした飴色に変化しております。
おそらく同シリーズでミシンを埋め込むこともできたようで、その名残が随所に見られます。作りを見るとデスク仕様とミシン仕様など数パターンから選ぶことができた物のようです。また背面にはシリアルナンバープレートがあるため、当時どこかのアパレルの会社が特注品として、高い技術を持ったキャビネットメーカーに依頼したものかもしれません。資料が残っていないため詳細は分かりませんが、そういった空想に思いを馳せるのもヴィンテージ品の楽しさだと感じます。現地でも見かけない小ぶりなサイズ感もポイントと思います。
書斎や子供部屋での使用はもちろん、リビングの一角にパソコン机として置いても他のインテリアともすんなり馴染みます。サイドにハンドルのようなものがあるため、カバンなどを掛けても良さそうです。これはおそらくオプションでエクステンション板を付けることができ、その板を支えるためのアームのようです。
丁寧な修復を行いまして、全体的に綺麗な状態です。わずかに小キズなど残りますが、雰囲気を損ねる程ではないかと思います。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。デスクの高さ調整の為の脚部カットも別途料金で承ります。