1960年代Christine Konschakのデザインによる、1897年に開窯したデンマークKnabstrup窯製のヴィンテージ陶板。
中心にどっしりと構える幹から左右に伸びた枝には、果実がたわわに実っている姿が描かれています。ふっくらと生い茂る葉には艶のある琥珀色を、りんごにもオレンジにも見える果実にはターコイズブルーと、素地より一段深く削られた部分に釉薬が流れ、ガラス質になった釉薬の煌めきが深みを添えています。
創業より植木鉢やピクルス瓶、その後食器など様々な陶磁器を作ってきたKnabstrupは1959年より何名かのデザイナーと組んで陶板作りもスタート。Christine Konschakの作品も大胆な構図とデフォルメされた簡潔なデザインで、彼女の世界観が感じられる様々な作品が発表されました。ただ作られた数が少なかったため、現地でもほとんど見かけません。
白い壁面に掛けるだけでパッと目を引く華やかさがあり、大きめのサイズ感で存在感のある一枚です。玄関先に象徴的に飾ったり、チェストやビューローに合わせたりと、気負いなく取り入れることのできる普段使いのアートとしていかがでしょうか。
チップもなく綺麗な状態です。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。