デンマークで買い付けましたJosua Reichertリトグラフ作品 、エディションNo.7/25 。
山吹色に煉瓦色などのディープトーンの色合いを用いた抽象画で、円を組み合わせた中に2つの直線を入れることで表情豊かな構図を生み出しています。バランスの取れた深い色合いを用いることで落ち着きを与えているため、力強い構造に視線が集まります。
版画家として学んだライヒェルトゆえに、印刷方法にも独自の方法で手刷りをしていたのだそう。今回のリトグラフものっぺりと平面的なものではなく、紙の風合いを生かして線を残すなどテクスチャーが感じられる深みのある作品です。
左下にはエディションナンバーの7/25、右下にはReichertと直筆のサインが書かれています。
65cmを超える大ぶりな作品で、空間に彩りを与えてくれます。版画の一種であるリトグラフ作品を、手の届く初めてのアート作品として取り入れてはいかがでしょうか。
元のフレームに傷みが見られたため、作品の雰囲気に合わせて木製フレームを新規作成しました。また額装の際に合わせてマットも作成しております。全体的に綺麗な状態です(紙表面に見られる点や線は作品としての刷り方によるもので、ダメージではありません)。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。
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Josua Reichert ジョシュア・ライヒェルト(1937-2020)

1937年ドイツ南西部にあるシュトゥットガルト生まれの20世紀ドイツを代表する芸術家。
Karlsruhe 国立美術アカデミーで学び、版画家HAP Grieshabersに師事。
版画作品はもちろんのこと、タイポグラフィーなどグラフィックデザイナーとしても活躍。色彩とテクスチャーを大胆に用いたものや文字を記号のように抽象的なモチーフとした作品が特徴です。
ベルリンやミュンヘンなど国内はもとより、パリやミラノ、ブリュッセルなど様々な地域で展覧会が開かれています。