デンマークで買い付けました、1950年代頃のヴィンテージ置き時計。
上部は風になびく旗のような、下部はとろりとやわらかな液体のような、そんな捉えどころのない有機的なフォルムに目を奪われます。
素材には無垢のオレゴンパインが贅沢に用いられ、その複雑なフォルムによって緻密な木目が際立っています。
中心にはまるで飾りのように小ぶりな時計が埋め込まれ、静かに時を刻んでおります。ローマ数字のインデックスが並び、外側には鉄道路線型のミニッツマーカーに5〜60までの控えめなアラビア数字が見えます。
中心には置き時計で有名なドイツの老舗メーカーHermle社製のマークが入っております。
サイドボードの上や本棚の中に置くだけで様になる、軽やかなフォルムと重量感が共存した存在感ある一台です。時計というよりは木製の彫刻に時計機能が備わっている、そんなオブジェとして活躍してくれる一台です。
丁寧な修復を施しまして、全体的に綺麗な状態です。動力は単五電池1本を使用する新しいムーブメントに交換済のため、新品同様の使い心地です。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。