デンマークの郵便局で発行された1973年のクリスマスシール1シート50枚が額装されたものです。
「黄色い皿の前でクリスマス料理を待つ猫」のタイトルの通り、チェック柄のテーブルクロスが敷かれたテーブルに乗った黄色いフードボウルの前で、ふわふわとした毛並みのネコが行儀良く鎮座している様子が描かれています。白猫はラズベリー色、そして黒猫はネイビーブルーの背景のツートーンが交互に並び、DANMARK(デンマーク)と1973Jul(1973年クリスマス)の文字が金字で描かれています。
この年のシールを描いたのはデンマークの画家Mogens Zieler。彼は白ネコのUlleと黒猫のBassを飼っていて時折絵のモチーフとして描いていたので、この2匹も彼らがモデルなのかもしれません。
このクリスマスシール"Julemaerket"は当時若い郵便局員だった(のちに郵便局長となる)Einar Holbollによって発案され、1904年に世界で初めて発行されました。その収益は当時流行していた結核の子供達を助けるために使われ、翌年にはスウェーデン、そして世界中へと広がっていきました。
アイボリーカラーにペイントされた木製の額は当時からのオリジナルで、ヴィンテージの味わいがあります。クリスマスシーズンの飾りとしてはもちろん、猫モチーフのため季節を問わずに気軽に飾ることができます。
メンテナンス時に分解してガラスを磨き、良好な状態です。裏面を支える金具トンボや紐は新しいものに交換しました。額には経年感が見られますが問題なく使用できます。もちろんお好みの額に入れ替えて飾るのも良いかと思います。クリスマスシールはシートの状態で保管されていることが多く、当時の額装で残っているのはあまり見かけない為おすすめです。そのほか細部の状態などは、画像をご参照ください。