ある日の朝一番に家具の配達を終えてお店に戻る途中、パンが少なくなっていることを思い出し…ちょうど帰り道に行ってみかったベーカリーがあったので、立ち寄ることになりました。

それがこちら。店名の「TENERA」はイタリア語で ”やさしい・思いやりのある” といった意味で、そんなパン＝幸せを届けたいとの思いから名付けられたのだそう。北欧ビンテージ家具屋を営む私たちからすると、ロイヤル・コーペンハーゲンのTENERAシリーズが真っ先に思い浮かんでしまいます。。

入ってすぐに正面の棚に並ぶ、少数精鋭な魅力あふれるパンたちとご対面です。

今は2組づつ入店して、店員さんに取っていただくシステムになっていました。

窓際に置かれた石臼はゆっくりグルグルと回転していて、小麦が挽かれて全粒粉へ。それはまるで玄そばを挽く蕎麦屋さんのようです。

お店に戻ってすぐに包みを開けたのは「発酵レモンと鶏コンフィのサンド」、ランチに早速いただきました。見るからに元気一杯の葉物野菜たちの下に隠れた鶏もも肉は…想像を超えたしっとり＆やわらか食感！ソースに潜んだレモンピールからはほのかな苦味と爽やかな香り〜単なるサンドウィッチとは別ものの一品でした。

そんな具材をしっかりと受け止めているパンも、言わずもがなの美味しさ。それもそのはず、店主は私たちの大好きな「パーラー江古田」で修行をされたのだそう。

サリュオーナーがいただいたのは「サバのリエットと揚げ菊芋のバインミー」。

バゲット生地はクープもバリっと割れています。

食パンは小ぶりな型で「バターミルク（角食）」と「はちみつ黒糖（山食）」。バターミルクなんて時折しっとりパンケーキに使われているのに遭遇するくらいですが、食パンに使うとは！角食ということもあって、しっとりとした食感です。

最近あちこちのものを食べ比べしている「カンパーニュ」。

酸味は少なく、食べやすい。

右上から時計回りに「シナモンロール・クラシック」「シナモンロール・アップルジンジャー」「アールグレイとホワイトチョコ」。

上からは分からないですが、高さもこんなに違うのです。シナモンロールは2種ともに個性的な味わいで、アイシングからもシナモンの香りかしら？全粒粉が入った生地は通常よりもバリっとしっかりとした食感で、面白い味わいでした。

【TENERA bread&meals（テネラ）】東京都文京区白山4-37-37