とある年末のこと。所用で近くに行った際に、久しぶりに横浜の南インド料理といえばの「bohdi sena」にてランチをいただきました。

日本人のご夫婦が営み南インド出身のシェフが腕を振う、一度伺ってすっかりファンになってしまったお店です。

モルタルにトタンの天井のインダストリアルな店内を、雰囲気あるアジアン雑貨が彩る広々とした空間。。店内はご近所に勤める方も多く見られるのは、美味しさだけでなく開放感があってリラックス＆リフレッシュできる空間だからかもしれないですね。

黒板をチェックしつつ…

ビリヤニに惹かれながらも我らが定番「ランチミールス」をオーダー（ミールス＝南インドの定食）。

「サンバル」豆と野菜の”南インドのお味噌汁”的スープですが、ふくよかな味わいを感じるピカイチのサンバル。そして「ラッサム」はトマトベースの酸味と辛味の効いたスープ。混ぜ合わせていただくミールスの中で、他の味わいに変化をつけてくれます。

「マスール豆カレー」マスール？と思ったら赤レンズ豆のこと、優しい味わいなのにスパイスの風味がしっかり効いてます。「小エビのバターソース」バターのコクのある華やかな味わい。「アーンドラチキン」唐辛子の産地アーンドラ地方の名前がついていて、確かにしっかりとした辛さなのに旨みがまさっています。あぁ美味しい。

そしてこの風船のように膨らんだ立派な「バトゥーラ」！小麦を使った生地の揚げパンのようなものですが、揚げたては格別の美味しさです。この下の隠れたバスマティライスにサクサク豆せんべいの「パパド」を砕いて、カレーを少しずつ混ぜ合わせながらいただきます。

最後は「自家製発酵ラッシー」でしめ。シュワっとはしていませんが、濃度のあるもの。

南インドカレーはお店それぞれに味わいの特徴がはっきりしていて、そのどれもがそれぞれ美味しい。何より食後に胃がもたれることなく、体が元気になるのがすごいなぁと感じます。次はどんな味わいに出会えるのか、楽しみです。

【bodhi sena（ボーディ セナ）】神奈川県横浜市中区住吉町3-28