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カリフォルニアデザイン1930-1965『モダンリヴィングの起源』
2013年5月13日
カリフォルニアにおけるミッドセンチュリーをテーマとした展覧会『モダンリヴィングの起源』を見に、国立新美術館へやってきました。
この時代はまさに第二次世界大戦の前後、デザインの世界もそんな時代の波の中で大きく変化を遂げていきます。ナチスの迫害を逃れてヨーロッパから建築家やデザイナー移住し、新しいデザインを作り上げていった戦中。また戦後は人口増加と共に、住宅建設ラッシュや質の高い日用品を求められました。家具においても同じで、プライウッド(成形合板)やグラスファイバーなど軍事目的に開発された素材や技術が、新たに取り入れられます。主役はもちろんミッドセンチュリーモダンの代表的デザイナー、チャールズ&レイ・イームズ。シェルチェアの制作過程を説明するハーマンミラー社の映像などを、可愛らしく並んだシェルチェアやラウンジチェアに腰を下ろしてじっくりと拝見しました。
建築、ファッション、グラフィックと、ライフスタイル全般を取り扱う幅広い内容。見やすさはどうかしらと不安だったのですが、丁寧な解説とぐるりと回遊する展示方法で、とても分かりやすく楽しく学んで会場を後にしました。
この国立新美術館があるミッドタウンは、芝生や噴水など意外と緑が多いエリア。今日は穏やかな陽気だったこともあり、外でランチを取ったりとみんなそれぞれ都会の緑を満喫していましたよ。
【国立新美術館】東京都港区六本木7-22-2