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石川直樹『Lhotse Manaslu』

2013年7月23日

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青山・表参道にあるギャラリー Eye  of  Gyre へ、石川直樹『Lhotse Manaslu』を見に行ってきました。

石川さんは北極圏やヒマラヤ山脈などへ出向き、撮影を行う写真家/冒険家。今回はローツェとマナスルという世界第四位(標高8516m)と八位(標高8163m)の高さのヒマラヤ山脈にある山の登頂記録。発端は2年前のエベレスト登頂時、その向こう側に見えるマナスルからエベレストの山頂を撮りたいと思ったことだそう。確かに離れた場所からでないと頂きを撮ることはできないでしょうが、それを実現させてしまうのがすごい。

普通の生活では決して見ることのできない自然の圧倒的な美しさ、畏怖の念を抱かずにはいられないのです。写真が単なる記録ではなく、そこにみんなの心に触れる何かが隠されているからこそアート作品であるのでしょうね。奥の小部屋では登頂記録の映像を流していて、そんな美しさの向こう側には自然の厳しさが必ず存在しているということを忘れてはならないように感じました。

カテゴリー:ART&CULTURE

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