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レオ・レオニ『絵本のしごと』展
2013年7月 4日
絵本つながりで『ボローニャ国際絵本原画展』と同じ日に、スイミーなど多くの名作絵本を残した絵本作家レオ・レオニ『絵本のしごと』展にも行ってきました。
オランダに生まれてイタリアで育ち、第二次世界大戦中にユダヤ人ということでアメリカに亡命。ニューヨークでグラフィックデザイナーとして活躍していたレオ・レオニが絵本の世界に入ったのは、49歳の時に汽車の中で退屈していたお孫さんのために手元の雑誌を手でちぎってお話を作ったことから(それが「あおくんときいろちゃん」! )。
会場は~個性を生かして~など4つの章に分かれ、テーマに沿った絵本の原画や初版本が展示されていました。ねずみや魚と小さい生き物を主人公にして描いたテーマは、自分らしくいきること。難しい言葉などなくても、ちゃんと心に届いてきます。おそらく小さな子どもたちにも。ちぎり絵のやわらかな線やゴム版の美しい色の重なりなど、原画だからより強く伝わることもしっかりと心に刻みました。途中にはリーディングスペースなどがあり、現在販売されている絵本を読むことができます。休日や夏休みは、幅広い年齢層の来館者で混雑しそうですよ。
【Bunkamura ザ・ミュージアム】 東京都渋谷区道玄坂2-24-1