hanauta
あかりの七変化
2013年7月19日
本日ウェブストアにアップした、ヴィルヘルム・ラウリッツェン(Wilhelm Lauritzen )の照明の別バージョンをご紹介します。
この素敵な空間…何とデンマーク王立図書館なのです!中は勉強できるブースやグループ席、Free WIFIエリアなどもあって、学生と思しき人々が静かに勉強していました。照明はヴィルヘルム・ラウリッツェンのデザインによるルイス・ポールセン社製のシャンデリア。良く見るとランプ本体はお店で販売しているものと同じ。いずれも現在は生産されておりませんが、ヴィンテージ品では、5ヶタイプのシャンデリアや2ヶの壁付けなどもあります。
そして吹き抜けには豪華バージョン!これはさすがに特注品なのでしょうか。単体だとほんわかとした雰囲気なのに、こんなにイメージが変わることに驚きます。元のデザインがしっかりしているからなのでしょうね。
こちらはデンマークにあるフィン・ユール邸を再現した、高山のフィン・ユール邸の書斎。同時代に作られたラウリッツェンのペンダントランプを使っています。というのも若き日のフィン・ユールは彼の事務所に在籍しており、この照明が作られた時まさに勤務していたそう。この前の買い付けで見かけたのですが、やや状態が悪かったため見合わせました。
建築家というのは、建物の設計のみならず全体を俯瞰して見ることのできる特別な才能がないとできないのだなぁと、改めて凄さを感じたのでした。