東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の『アートがあればⅡ』へ行ってきました。

1人のアーティストの作品を展示する普通の展覧会とは違い、この展覧会では9人のコレクターによる個人コレクションを展示しています。9つに分かれた空間には、有名無名を問わずコレクター独自の感性によって集められた現代アートが数十点展示されているのですが、見事に雰囲気が異なるのです！入り口で渡される「鑑賞ガイド」には、年齢・性別・職業・コレクター歴、そしてコレクターに必要なものは？などいくつかの質問が書かれており、部屋を進む度にじっくりと目を通して、どんな人なのかしらと妄想を膨らませながら鑑賞しました。

前回の展覧会から早10年…久しぶりにチラシとガイドを引っ張り出して見比べたのですが、前回の9人のコレクションの方が、有名アーティストの作品が目立っていたように感じました。これは10年たって彼らが有名になったのか、個人コレクションがもう少し一般的になって若手作品も合わせて購入するようになったからなのか、あれこれと考えてしまいました。そもそも私は自分自身に問いかけた「アート作品を自らが所有することとは」に答えられないので、まだ所有すべきではないのでしょうね。

【東京オペラシティ アートギャラリー】　東京都新宿区西新宿3-20-2