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アンディ・ウォーホル『15Minuets Eternal』展
2014年2月20日
なぜロブションのパンを買ったかというと、六本木ヒルズ内にある森美術館へウォーホル展へ行ったため。
キャンベルスープをモチーフとした作品や「スターの肖像」など、アメリカの大量消費社会をアートへと消化した作品群。3年かけてアジア5都市を巡回した最終地点という、ポップアートの旗手ウォーホルの大規模な回顧展です。
会場は自身のポートレート作品を集めた「ポートレート:ウォーホルとは誰なのか?」、時代の寵児となった「1960年代アーティストへの転身」、原寸大のアトリエを再現した「シルバー・ファクトリー」など、9つのセクションに分かれて進んでいきます。作品数がとても多いために、彼の生涯や考え方、時代背景などを追いながら作品を眺めるのには、女優・菊地凛子さんがナレーターを務めた音声ガイドがとても役に立ちました。
心惹かれた作品は、まだアーティストとなる前の商業デザイナー時代のもの。彼独自の「ブロッテド・ライン(しみつきの線)」という味のある線で描いた広告は、シルクスクリーンの商業作品しか見たことのなかった私には驚きでした。こんな素敵な広告が当時のヴォーグやハーパス・バザーを彩っていたなんて、1950年代というのは本当に凄い時代だったのですね。。あとは晩年にバスキアと共同で描いた作品も、見応えがあったなぁ。
森ビルの53階にある森美術館。作品数が多くてクタクタとなったので、見終わったあとは東京の景色を眺めながらぼんやり。平日でも程よく混んでいたので、土日はじっくりと観ることなんて難しそう。ウォーホルといえば商業アートということで、限定商品などグッズコーナーも大充実していましたよ。