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ヘレン・シャルフベック『魂のまなざし』展@東京藝術大学大学美術館
2015年7月22日
そして3つ目となる展覧会へ。
国立西洋美術館から北のほうに歩くと、大きな噴水の広場に。桜の時期以外はさほど混んでいない上野恩賜公園は、お散歩するのにとても気持ちのよいエリア。
噴水の周りでただのんびりしている様子は、まるで海外の公園のよう。。建物が見えずに空が開けているからそう思うのかしら。
フィンランドの国民的画家、ヘレン・シャルフベックの回顧展。彼女の作品は存知上げなかったのですが、この前訪れた川村記念美術館に飾られていたポスターに惹かれての訪問となりました。
【YouTube Internet Museumより】84年の生涯で描いた絵画が年代順に並び、彼女の生涯をたどるように眺めていきます。近代美術の北欧の作家を紹介する展覧会はあまり開かれないので、とても良い機会となりました。作品の中で時折描かれるフィンランドの森や室内の設えなど、ハッとさせられるものがありました。
【YouTube Internet Museumより】どの作家においても言えることかと思いますが、生涯の節々で描く自画像は作家の心がむき出しになっていて、見ている側の心にも突き刺さってくるような印象を受けます。彼女の残した20点あまりの自画像からも、自信に満ちた表情の若かりし頃から死が忍び寄ってきた晩年まで、すべての作品の中でも一番心に響く作品たちとなりました。
最初はかき氷屋さんに行こうとだけ決めたのですが、ちょうど近くの展覧会も見たかったと、随分とよくばりな休日となってしまいました。