hanauta
【秋旅1】錦秋の古都
2015年12月 3日
仕事もひと段落して師走らしさに飲み込まれる前、心に浮かんだフレーズは…「そうだ京都、行こう。」
大急ぎでチケットを取り、のぞみ号に乗り込みました。新幹線での定番のお供といえば『オーボン・ヴュータン』のプチフールセック!こちらは尾山台では販売していない機内販売限定品で、珈琲とセットにするとお得なのです。どこへ行こうかと考えつつ、あっという間に京都へ到着。
紅葉を目的に向かったのは、東福寺。今年は11月が暖かだったために紅葉がイマイチ…との声を聞くものの、私にとってはなんら問題なく美しい景色が広がっていました〜。
朝からすごい混雑ぶりですが、こんなに素晴らしい景色を見たくなるのは皆同じ気持ちですよね。ほっこりとした気分で散策。
ただただ美しい景色。「錦秋の候〜」なんて言いますが、初めて実感できたような気がしました。。
東福寺といえば、お気に入りの重森三玲氏の枯山水庭園「北庭・小市松の庭園」。幾度となく訪れていますが、このグラフィカルな模様に何度見てもハッとさせられます。
そして今回の目的は、普段は非公開となっている東福寺塔頭・龍吟庵(りょうぎんあん)。現状最古の方丈建築に、重森三玲氏が昭和39年に作庭した枯山水庭園があります。
西庭は通称「龍門の庭」。海から顔を出した龍が、黒雲をわき立たせながら昇天していく様を表しているのだそう。枯山水庭園に惹かれて砂紋や石組みを勉強したり名庭に足を運んでもいますが、百聞は一見に如かずですね。こんなに素晴らしいお庭に出会えたことに、本当にありがたく感じます。。
西庭とはまた異なった趣の東庭、不離の庭。こちらは鞍馬の赤石が使われています。スタッフの方の細かな解説を伺いながらゆっくりと眺めていくと、一人で眺めているのでは到底分かり得ない深い部分を解説を元に理解していきます。特別拝観に感謝ですね。
じっくりと観ているとあっという間に時間が経ち、バスと地下鉄を乗り継いでランチへと向かいます。
軽めの昼食ということで向かったのは『本家 尾張屋本店』。
はじまりは応仁の乱の2年前ということですから…創業550年!私の想像を超えた老舗中の老舗です。
いただいたのはお揚げと九条ネギを卵とじにした「衣笠丼」に、あたたかな小碗そばをつけてもらいました。甘辛の油揚げが美味しい。。やや軽めに済ませて次へ向かいます。