HOME › hanauta › 【休日ランチ】かんだやぶそば&竹むら
hanauta
« 根津美術館『物語をえがく』 【ごほうびスイーツ】Ryoura »
【休日ランチ】かんだやぶそば&竹むら
2015年12月18日
根津美術館で”和”な気分になったこともあり、お蕎麦を食べに神田まで。
いつもは近くの「神田まつや」に足が向くのですが、今回は近くの創業明治13年老舗「かんだやぶそば」にしました。不慮の火災から営業再開をして約一年、新しい店舗へは初めての訪問!お昼時を過ぎていたこともあり、並ぶことなくすんなりと入ることができました。
いただいたのは、お決まりの”せいろうそば”。(ここで合流したオーナーは、つゆなどで溶いたとろろに冷たい蕎麦をつけていただく”そばとろ”をオーダー。)
緑がかった細い麺、新そばの季節ゆえに香り高いです。つゆは辛口なのにまろみもあり、つるりとした喉越しの良さでペロリと美味しくいただきました。
新しい建物の内装は、テーブル席を中心にお座席やカウンターもあります。「せいろう〜いちまい〜」と、注文を読み上げるおかみさんの通し言葉が、なんとも風情を感じます。藪蕎麦御三家のひとつということで、新しい建物で老舗の思いを伝えていってほしいですね。
お蕎麦一枚ではお腹がふくれない…ということで、ご近所の「竹むら」にて食後の甘味を。この建物の面構えから分かるように、こちらも昭和5年創業の老舗です。
むふふ。。お目当は粟ぜんざい。サラサラとしたお汁粉とは一線を画す、このぜんざい。こっくりとした濃度とは裏腹に、すっとキレのある甘さで炊き上げてます。
中からはもっちりとした粟。美味しい。。箸休めの紫蘇の実の塩漬が口の中をすっきりとさせてくれて、最後まで美味しくいただくことができました。
根津美術館で始まったお散歩も、これにて終了〜。
そういえば新旧異なる日本家屋を巡るお散歩だったなぁと、帰ってから気づいたり。伝統的建築方法を用いながらもモダンな美術館に、歴史的建造物の甘味処、そして今は無き旧建物を踏襲した蕎麦屋。和風建築とひとことで言っても、そこにある歴史や思いが異なるのが面白いと感じたのでした。