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【北欧だより8】Design Museum『Learning from Japan』展
2016年1月12日
ルイス・ポールセンのアーティーチョークの灯りがもれる工芸博物館へ。
入り口には”JAPAN”の文字。そう、今回は『日本に学ぶ』というタイトルの企画展を開催しています。
館内は人の入りも多く、若い方が目立っていました。
展示内容はアーツ&クラフト、建築やグラフックなどを中心に、日本から受けた影響や共通項などを踏まえた展示となっています。浮世絵も国内の美術館で観るのとは少し違った印象。。
こちらは家紋をまとめた冊子と、キャビネットメーカーのマークの比較。いつも何気なく見ている家具メーカーのマークから、こうして日本との共通項が見えてくるのも面白いですね。
そして陶芸も!奥が日本の器、手前がデンマークのSaxboのもの。削ぎ落したフォルムからは、やはり日本の影響が伺えますね。
そういえば浮世絵の展示。オーナーが目を見開いていると思ったら、絵を入れた額縁が”デンマーク近代家具デザインの父”と称されるコーア・クリントの作!ここに注目してしまうのは、やはり職業病…。
展示途中に置かれたソファは、フィン・ユールのmodel.137。こちらはジャパンソファと呼ばれ、安芸の宮島の鳥居にインスパイアされたデザインなのです。
会場の展示方法も素晴らしく色々と学ぶことも多かったのですが、何よりも楽しく見進めることができてよかったです。
昨年の秋から始まった今回の展示は8月に終了するのですが、日本とデンマークの国交樹立150年となる2017年まで様々な展示が行われるそうです。ということで、これからも忘れずににチェックしようと思います!
カテゴリー:ART&CULTURE , カテゴリー:北欧だより
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