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【北欧だより9】Ordropgaard Museum
2016年9月23日
最終日にやっとの半日休みを取ることができたので、コペン郊外にあるオードロップゴー美術館に行ってきました。
8月からちょうどモネ展が開催されている最中、平日にもかかわらずいつもより人が多い様子(企画展会場内は撮影禁止です)。
点数もさることながら、それぞれの絵画ごとにどの時期にどのように描いたかを細かく説明書きがあったため、みんなヒソヒソと小声で話し合っていました。ただ眺めるのではなくより理解が深まるので良いですね。モネの睡蓮の大作が並ぶ部屋のあるオランジュリー美術館や地中美術館では作品に包まれるような感覚が良いですが、今回の展示では彼が生涯旅で描いた作品を中心に飾ってあり、また違う側面を勉強させてもらいました。
企画展の部屋を出たところにある大部屋では、マジカルガーデンなる部屋ができていました。モネが晩年を過ごしたジヴェルニーの庭を再現してあり、以前訪れた時の荘厳な絵画が飾られていた時とはまるで異なる雰囲気に驚きました。手前の箱にモネ服装セットが入っていて、若いカップルが真ん中で”なりきりモネ”になっています。
※これが以前訪れた際の通常バージョンの部屋。
子供たちが庭で飛び跳ねて遊んだりしていても大歓迎。ただ絵を眺めるよりは、こんな体験と合わせての方が記憶にも残るでしょうね。
奥のテーブルには色とりどりの紙&モールが用意された花の作成コーナーが。
私も作り方の表を見ながら一輪、なかなか上手くできました。。最近の美術館は日本でも子供達向けのイベントが多く、よりアートを身近なものになるようで嬉しく思います。
ミュージアムカフェではたくさんの人が賑わっていました。半分は土に埋まっているユニークなザハ建築、こちら側からはその様相がわかります。
広大な庭を抜けると、今日のお目当てのものが見えてきました!
今年設置されたばかりのオラファー・エリアソンの”Weather the weather”。彼の作品は太陽や風、光などの自然と対話することで生まれるものが多いのですが、こちらも例に漏れずに…
リングから霧が出てきました〜。風を感じたり小さな虹ができていたり、自然の中でみんなが一体となる、そんなブロンズオブジェ。アナウンスでは今年から2018年にかけて計4点の作品を常設で追加するとのこと。その中の一人に日本人アーティストがいたので、頃合いを見計らってまた見に行こうと思います。
いつもの休日と同じようにアートに触れ、さらに自然に囲まれて気持ちもリフレッシュできました〜。