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【ART】オランダのモダン・デザイン@東京オペラシティArt Gallery
2016年10月21日
ランチの後は、同じ初台にあるオペラシティの展覧会へ。
建築家のヘリット・トーマス・リートフェルト、グラフィックデザイナーのディック・ブルーナ、そして玩具シリーズのADOを、オランダのモダンデザインを掘り下げるべく3者をうまく絡めながら絶妙な展示をしていました(会場内の写真撮影は禁止でした)。
【パンフレット表面/東京オペラシティArt Gallery】
リートフェルトといえば20世紀を代表する建築家の一人。彼の代表作であるレッド・ブルー・チェアや世界遺産にも登録されているシュローダー邸を中心に、空間が構成されています。その隣にはブルーナのポスターやADOの玩具などがあり、デ・スティルの影響を受けた色彩や単純で削ぎ落とされたフォルムなど、一緒に見ることで3者の共通項がわかりやすく浮き上がってきました。私といえばリートフェルトの作品として合わせて公開されていた「彫刻のためのパビリオン」を映したの動画に圧倒されてしまい、いつかこの建物を見るために旅に出たいと思ったほど。いつか生で見てみたいなぁ。。
【パンフレット裏面/東京オペラシティArt Gallery】
次の部屋ではミッフィーの絵本で知られるディック・ブルーナを中心に紹介。下書きから完成までの工程をすべて一人で行うブルーナ、まるでパラパラと絵本をめくるような原画の展示方法が素敵でした。絵本だけが際立って有名ではありますが、ポスターや本の装丁を見ていくと、そのグラフィティの素晴らしさに笑みがこぼれてしまいました。。
そういえばと家に帰ってからブルーナのインタビューの乗った古い雑誌を引っ張り出すと…同じオランダ・ユトレヒトに生まれたリートフェルトとは親しい友人であり、作品に意見してくれていたというエピソードを語っていました。すごい時代だったのですねぇ。
今展覧会のチラシはリートフェルトも加わっていたグループ(であり雑誌)「デ・スティル」にちなんで、赤青黄色の3パターン。何て心にくい演出でしょう。。