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【ART】山中常盤物語絵巻@MOA美術館
2017年4月19日
先週はバタバタとしていたので、お休みはゆっくりのんびりと過ごしました。ということで、先月行った熱海のことを少々。。
今年の2月にリニューアルオープンをしたMOA美術館。本当はリニューアル記念で開催されていた杉本博司氏の展覧会を見ようとしていたのですが…午前中に行った河津桜が素晴らしくてその日は時間切れに。そして3月のある日、あまりに天気が良くてリベンジに向かったのです。
スケールの大きな私立美術館で、エントランスからソワソワ。。
高さ4mにもなるエントランスの扉は漆塗り。
エントランスやロビー、展示室などの空間設計も杉本さんに依頼したのだそう。ここメインロビーは、相模湾を一望できる大パノラマ!
【今展覧会パンフレットのオモテ面】
杉本博司氏の展覧会の後に行われていたのがこの「山中常磐物語絵巻」。今回は建物が主な目的だったのですが、絵巻12巻全てを一挙公開なんてまたとない機会です。
絵物語は、義経伝説に基づく御伽草子。今までも山種美術館や根津美術館などで絵巻物を鑑賞していましたが、やはりお勉強といった感じで見ていたように思います。
ところがこの展覧会、文章をすべて現代語訳して書いてあり、絵の美しさに見入りながらも同時に物語としても面白く読み進めていき、あっという間に最終巻〜という初めての経験となりました。まるで小説を読んでいるように、とにかく面白かった〜。
ランチは館内にあるいくつかのカフェレストランから、オー・ミラドを選びました。
2人で箱根のオー・ミラドを訪れたのは20代の若かりし頃だったなぁ。。なんて昔を懐かしんでいたら、可愛らしい前菜がやってきました。
ふっくらとしたメインの真鯛も絶品。
デザートは2人でシェアして舌鼓。アートとお食事で、心もお腹もたっぷり満たされたのでした。
館内散策をしていると、ロビーにコーア・クリントのファーボチェア並んでいてびっくり。こちらはリニューアル前からあるものだそう。その他にもポール・ケアホルムPK20などもあって、北欧家具好きにはまた違った楽しさがありますよ。
出口付近は、まるで海外の美術館かのような雰囲気。
そして角を曲がるとこの光景!
山の上に建っているということで、この素晴らしい眺め。
ヘンリー・ムアの彫刻と一緒に相模湾を眺めたり。自然と一体となった美術館ということで、ふとデンマークのルイジアナ美術館を思い出しました。また違う季節に訪れても、違った表情を見せてくれそうです。