この日を逃しては行きそびれてしまう…と、昨日は千葉県佐倉市にある川村記念美術館へ行ってきました。

美術館までのアプローチは相変わらず緑豊か。ジメジメしとしとの陽気の辟易している私たちとは反して、この木々の嬉しそうなこと！

美術館前の庭。こんなしっとりとした風景を見られるのなら、梅雨も悪くないですね。

そして館内へ。

【今展覧会パンフレットのオモテ面】

【今展覧会パンフレットの裏面】

（常設展を除く、ヴォルス展会場のみ撮影可能でした。）WOLS、本名 アルフレード＝オットー＝ヴォルフガング・シュルツはドイツに生まれフランスで活躍し、2つの世界大戦に翻弄された芸術家。名前も知らない方だったのですが、展覧会のポスターに惹かれてやってきました。

写真作品から水彩画、銅版画そして油彩画まで、37歳と短い生涯を追うように作品を鑑賞。大きな作品はほとんどなく、淡々と迷路のように飾られた作品群は、時代背景を考えながら鑑賞することができたからか、ぐっと入ってくるものがありました。

この川村記念美術館と原美術館など幾つかの美術館は、作品はもとより企画というかキュレーションに惹かれて、知らないアーティストのものでも進んで行くようにしています。そして期待を裏切らない素晴らしさで、新しい扉をまた開くことができるのです。

【DIC川村記念美術館】千葉県佐倉市坂戸631