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【休日ランチ】佳蕎庵 と 展覧会「モダンリビングへの夢」
2017年7月 7日
かき氷の後はいくつかお店を回って、ランチはつるりと手打ち蕎麦を。
蕎麦屋と居酒屋の間のような風情で、自転車でいらしたご近所のご老人や、ビジネスマングループや若いカップルと、世代も背景もバラバラな客層にワクワク。
いただいた「佳蕎三昧」は、3種類の蕎麦の食べ比べセット。店内のボードには本日使用している蕎麦の産地が書かれていて、並々ならぬ情熱を感じます。
まず二八、北海道・北早生種と長崎・高来在来種。白い麺はかなり細く、つるりと滑らかな舌触り。
そして生粉打ち(十割)は、福井県・大野在来種。こちらは打って変わってやや緑がかっています。2種類付いている”つゆ”は辛めのものをチョイスして、大根おろしを少々。。もう夏に差し掛かっているのに、蕎麦の風味がドンと口に広がります。
最後は粗挽き、茨城・常陸秋そば。粗挽きといえど、滑らかさも感じられてブツブツ切れることもない。色はくるみ色といった感じかしら。あぁ、美味しい。3種同時にいただくからこそ分かる違いに、ビックリな食べ比べとなりました。
その後は武蔵野美術大学で開催している「モダンリビングへの夢」展へ。
会場では国の機関である「産業工芸試験所」が収集した、1950〜1960年代の国内外の生活雑貨を紹介(展覧会場のみ撮影可能でした)。
会場の半分は国内の生活雑貨で、戦後復興のために試作されたものなど。今見てもハッとする美しい工芸品があったりして、興味深く眺めました。特に木とラタンを組み合わせたチーズボードは今見てもモダンなデザインで、このまま持ち帰って夕ご飯に使いたいと思ったほど。
そしてもう半分は海外から収集した生活雑貨。リンドベリの食器やヤコブセンのランプなど、私たちに馴染み深い北欧のものも多く見られました。
会場では飾られているだけの品々でしたが、図録にはそのひとつひとつのストーリーが細かく紹介されていました。Quistgaardなどの知っている作品でも、国の機関ゆえの違った視点での見方をされていて新たな発見があったり。これからじっくりと読み込んでいこうと思います!