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【初夏さんぽ・ART】ミテクレマチス @ ヴァンジ彫刻庭園美術館
2018年5月17日
昼食後は丘を登って、本日の目的ヴァンジ彫刻庭園美術館へ。
魅力的な展覧会が多く毎年のように訪れていますが、何度見ても新鮮さを失わない。まず入ってすぐに、この開けた景色!
満開を迎えている数十種類のクレマチスは元より、広い庭園では様々な色の花が艶やかに咲き誇っていました。
屋外にもジュリアーノ・ヴァンジ作のユニークな彫刻が、楽しげに出迎えてくれます。
そしてやっと入り口、いざ。
【本展覧会のチラシ・オモテ面】
4月下旬より始まったのは、須田悦弘さんの展覧会。まるで本物かと見紛う草花を空間に忍び込ませるようなインスタレーションで、見る人を鮮やかな驚きを与えてくれます。
【本展覧会のチラシ・ウラ面】
須田さんの作品は直島にあるベネッセミュージアムに初めて宿泊した際に、コンクリートの壁面にひょっこりと顔をだす雑草(の彫刻)を見たのが最初。須田さんの中でも初期に当たる頃の作品だったかな。今回もまるで宝探しのように、目を凝らしながら進みます。
と、入ってすぐの天井に発見!葉脈だけでなく雌しべまでもが細やかに再現されていて、思わず笑みがこぼれます。。(会場内の撮影も全て可能でした。)
階段を下りながら、2つ目。
室内に入るところでヴァンジの彫刻にご挨拶。と背後に潜むのは…
これまたクレマチス、こちらは何と虫食い。どこに展示するかもアーティスト自身が決めているそうですが、まさかこのコンクリートに僅かに開いている穴を選ぶとは。
美術館内部は常設コレクション展。
天高のあるコンクリートのホワイトキューブと、屋外の庭園との対比が素敵。
出口付近には水面から蓮の花が一輪…
と、こちらも須田さんの作品です。屋外には大きな睡蓮の池があるのですが、自然を前に作品を展示するのはたの場所とはまた異なるでしょうね。
気を抜いていると、エレベータホールの上に!こんなものがこんな場所にという、見つけるとクスリと笑って気が抜けるような可笑しさがこみ上げてきます。
壁面に開けられたスリットを覗くと、
出ました、雑草。この数日後に「1ヶ月に1つずつ作品を増やしていこうと思っている」とラジオで話されていたので、10月末までにもう一度来ることができればと思います。。
暑くも寒くもない5月の爽やかな陽気。
庭園では本物のクレマチスが、太陽の光を浴びて輝いていました。
睡蓮の池は、これから。
バラも同じ時期に満開を迎えていました。
いくらあっても時間が足りないと感じるほどに、居心地の良い美術館。木陰でぼんやり読書ができればなぁ。。
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