HOME › hanauta › たび › 【夏たび・ぐるり相模湾②】しつらえのお勉強
hanauta
« 【夏たび・ぐるり相模湾①】鎌倉の紫陽花 【夏たび・ぐるり相模湾③】熱海あちこち、MOA美術館も »
【夏たび・ぐるり相模湾②】しつらえのお勉強
2018年7月 2日
坂を上がったところで、本日のお宿に到着。
まずは冷たい明日葉茶が、ホッとさせてくれます。
山々の連なりを遠くに望む、絶景〜。
隅々まで気遣いの行き届いたお部屋にて、一息。籐のアームチェアは山川ラタン・松村勝男氏のデザインですね。
と寛ぐのも束の間、いざ館内を探検へ。
小さな坪庭からも涼やかな水音が。
館内のあちこちで目を楽しませてくれるのは、異なる花器に合わせた活け花。こちらは山カゴの中に、ガラスのベースをしのばせて。
廊下を曲がると、黒田泰蔵さんの花器も発見!
いちばん興味を引いたのは、ラウンジのない館内唯一のパブリックスペースの小さなサロン。この籐ソファや床が心地よいのです。。
そして小さな本棚に置かれた書籍のラインナップを見てびっくり!数寄屋造りに関するものから、モダニズム建築の作品集、デザイナー自邸のインテリアを紹介するものや、モダンアートの図録まで、日頃私たちが興味を持っているものと見事にマッチしていたのです。。宿の方に伺うと、オーナーの蔵書だそうで、この素敵な空間はそれら勉強の成果だと感じました。素晴らしい。
探検のあとは、楽しみにしていた温泉に浸かってリラックス〜。
と…ここでも名作家具とご対面、ジョージ・ナカシマの”コノイド・ベンチ”です。これはもう、ため息しか出ません。。せっかくの貴重な機会と、扇風機にあたりながらホッと一息。
翌日も好天に恵まれました。
陰影の美しい館内。
起きてすぐに大浴場に行き、早朝のお風呂へ。男女入れ替えがあり、こちらのテラスにはベルトイアのダイヤモンドチェアが。あくまでさり気なく、その空間に合ったしつらえなのが素敵ですね。
室内のロッキングチェアでも、さらに涼みます。。
朝風呂のあとは、料理宿の朝食。夕食の美味しさはいわずもがな器の使い方も素晴らしかったのですが、この滋味溢れる朝食も本当に素晴らしい。。
4人旅では、決して2人でできない経験をさせてもらえることに感謝。

















