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【北欧だより+ 】 PH lamp のヴァリエーション
2018年8月20日
少し前からルイス・ポールセンのシャンデリアを販売するため、少しずつ準備や調べものをしています。そんな中、現地での買付けの時にもシャンデリアだけでも様々なヴァリエーションを見ていることを思い出し、過去の写真を見返すことにしました。
【その1:Kro内のダイニング】
Kroとは日本でいうと旅館のような感じで、こちらも19世紀から続く田園風景の中にある老舗宿。日本の旅館にも食事に力を入れている所があるように、Kroもこのようにレストランを併設していることも多いそう。そして部屋の奥に目を凝らすと…
六角形のステムを中心に3本のアームが伸びた3灯タイプが、ダイニングテーブルの上に垂れ下がっています(販売するのはこちらに近いタイプです)。真鍮のステムに経年感があり、なんとも言えない味わいを感じますね。
【その2:Design Museum Denmark】
夕暮れ時に暖かな光が漏れるデザインミュージアム。
入り口すぐには同じルイス・ポールセン社のアーティーチョークやブラケットが鎮座。そして…
2階へと続く階段の吹き抜けにありました〜。同じ6角形ステム&3アームですが、曲線アームやアーム上に照明が付いていることで、また雰囲気が変わりますね。
【その3:wine merchant in Copenhagen】
そしてお次は、デンマークの老舗ワイン屋さん。店内のバーでは同じルイス・ポールセン社のラウリッツェンのランプを合わせていますが…
明るい店内の中心には、どどんとPHのシャンデリアが鎮座しています。こちらは1929年頃に設置された、オーダー製造されたものだそう。先ほどのものと同様に六角形のステムを中心に、9本のアームが伸びており、さらに中心にもう1灯下がった10灯タイプ。
【その4:The arrival hall at Aarhus Station】
そして最後はデンマーク第2の都市・オーフスにある中央駅。
今までのものと同じく六角形のステムを中心に、こちらは何と18本のアームが2段に分かれた18灯タイプ!先ほどのワイン屋さんと同じく1929年製。
下からみても圧巻です。。ちなみに首都であるコペンハーゲンの中央駅でも話はあったのですが、モダンランプへの反対運動があり使われることはありませんでした。
改めて見返すとこんなにも目にしていたのだと、そのヴァリエーションの多さに驚きました。普遍的な美しさを持つものだからこそ、こんなにもヴァリエーション豊かに様々なタイプが生まれたのでしょうね。そして90年を迎えようとしている今でもなお現役で活躍している姿にも嬉しくなります。
準備しているのは2003年に製造された比較的最近のものですが、いつかヴィンテージのものにご縁があれば…と願わずにはいられないのでした。