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【晩夏さんぽ③・建築探訪】石の美術館 @那須
2018年9月 2日
隈建築の建物が那須にいくつかあるということで、一緒に廻ることにしました。
まずは「石の美術館」。芦野は凝灰岩・芦野石の産地ということで、石材店が既存の蔵を利用した石の美術館を作ろうとスタートしたプロジェクト。
建物の間には水を張ってあり、水面に映った姿も幻想的〜。そういえば以前訪れた大谷石の採掘場も栃木だったことを思い出し、知らなかったのですが栃木は石の一大産地なのですね。
まるで水を張っかのような、上部のみつるりとした石のスツール。これはこの前のイサム・ノグチの展覧会で学んだ、土から掘り起こしたままの部分と磨きをかけた部分の対比かしら。。
石を積み上げた壁は、3分の1も抜き取ってあり何だか面白い表情。
緑のトンネルは、デンマークの田舎を思い出します。
途中の道の駅ではおやつを食べたり、無料の足湯を利用したり。。
そして「宝積寺駅 ちょ蔵広場」。
こちらは同じ石を用いても、宇都宮の近くということで風合いの異なる大谷石を用いています。大谷石は一般家屋の生垣でもろく風化しているのを見かけるので、駅前広場の建物にどうして利用しているのだろうと思ったら…
鉄板で支えているのですね〜。
駅に通じる階段の天井は、広場の石壁と同じデザイン!エスカレーター設置工事で半分塞がれていましたが、なかなかの迫力です。
改札口上の天井は蛍光灯の明かりが灯っていて、さらに迫力が増しています。日常使いしている住民の方々は、このデザインにも見慣れていくものなのでしょうね。なんて思いながら、プチ建築・隈ツアーは終了〜。
帰りの東北自動車道では、楽しみにしていた羽生パーキングエリアへ!これがパーキングエリア!?と思うのですが、なんと池波正太郎の時代小説・鬼平犯科帳の世界観を再現した「鬼平江戸処」なのです。
まるでテーマパークのような面白さ、次回は必ずお腹をすかした状態で来なければ…と誓ったのでした。
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